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論文

In-source and post-polymerization of long chain monomers $$gamma$$-irradiated in urea canal complexes

吉井 文男; 嘉悦 勲

Angewandte Makromolekulare Chemie, 69(989), p.1 - 13, 1978/00

 被引用回数:6

尿素と種々のモノマーとの包接化合物およびそれらの放射線重合(包接重合)について検討した。その結果、これまでの包接化合物よりも比較的分子鎖の長いヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)とヘキサンジオールモノアクリレート(HDMA)が25$$^{circ}$$Cで、グリシジルアクリレートが0$$^{circ}$$Cで包接化合物を短時間のうちにつくった。それらは低温でしか安定に存在しない。これまでの包接化合物にくらべて、室温以上でもきわめて安定である。その構造は六方晶系であった。重合速度は照射線量が増すほど、また、照射温度が高いほど大きい。ラジカルは25$$^{circ}$$Cの照射でもトラップされ、それは、包接化合物の分解温度にまで昇温したときに著しく後効果重合し、これも昇温とともに逐次重合が起るこれまでの包接重合とことなり、分子鎖の長いモノマー特有の後効果重合であることが分った。重合中はカナルの結晶格子の尿素が崩れながら進行する。ポリマーはTgとIRスペクトルに溶液重合のものとに差異が認められた。

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